2009年の通院状況
血液検査項目それぞれの参考値は、白血球(4.4〜10.6)、赤血球(4.0〜5.4)、ヘモグロビン(13.1〜16.8)、
ヘマトクリット(39.4〜50.4)、血小板(159〜381)。は参考値より「高い」、は「低い」
月日 状 況 白血球 赤血球 ヘモグ
ロビン
ヘマト
クリット
血小板
1/7 血液内科。グロベニン投与胸部レントゲン撮影。肺は問題ナシ。目の充血もひどくないため、主治医は迷った末にステロイド1日5mgへの減量を決定。前回に引き続き採血結果が出る前にグロベニンを投与したが、IgGが467も有り、主治医ひと言「グロベニン、いらなかったか?」。11日で移植2年になる。 9.4 4.39 15.1 43.6 190
1/21 血液内科と眼科。マルク(25)
血液内科:数日前から腹痛&下痢があることを告げると、白血球が高いことから感染症の疑いを言われ、整腸剤を処方して様子見。顔色が黒くなったと指摘されるが日焼けするような行動は無く、結論出ず。マルク時、麻酔が深く効かず、やや痛かった。回数はかなり減ったがこむら返りが時々有り、悶絶する。
眼科:角膜のキズは見当たらない。右目のプラグ、まだ無事。ステロイド減量による目の悪化はないが、依然としてドライアイと充血有り。遠視用のメガネ作成について尋ねると、不安定な時期ゆえ視力が変わる可能性あり避けたほうが良いとのこと。残念。
13.0H 4.39 15.1 43.4 210
2/4 血液内科。風邪の季節のためグロベニン投与。IgGは479。胸部レントゲン撮影。肺は問題ナシ。前回のマルクは異状ナシ。ドライアイも落ち着いていることから、2007年5月の退院以来、減ることのなかった免疫抑制剤ネオーラルを1日60ミリから40ミリに決定。今後、20ミリ単位での減量を示唆される。こむら返りが時々有り。バクタ錠も中止出来そうな口調だった。 9.2 4.23 14.7 41.9 194
2/18 血液内科。ネオーラル減量による体調の変化がなく順調に経過したため、朝20ミリ、夜10ミリと、前回診察で示唆された減量とは少し違いが出たが、再び、減量決定。今後の目標はまずネオーラルをゼロにし、次にステロイドをゼロ・・と告げられる。バクタ錠の中止が期待されたが、先生、忘れたか、話題にならず。次回は自分から尋ねてみようと思う。非常に寒く、駐車場も院内も混雑の日だった。 12.1H 4.45 15.3 44.1 198
3/4 血液内科と眼科。
血液内科:IgGが539もあるが風邪の季節のためグロベニン投与。眼科所見を受けてネオーラルを1日20ミリに減量。バクタ錠中止は暖かくなる春(4月頃)まで見送り。酸素飽和濃度97。こむら返り、ほとんどナシ。
眼科:角膜のキズは見当たらない。状態は良好。右目のプラグ、まだ有り。
12.5H 4.58 15.7 45.8 205
3/18 血液内科。胸部レントゲン撮影。風邪を引いて(微熱、咳、のど痛、鼻水、だるさ、食欲不振など)五日目。採血結果で肝臓の数値に変化があるが、肺は深刻でないため風邪薬4種類の処方で対処。よって朝の飲み薬が12種類になる。ネオーラルをゼロにする予定も、これにより延期。 8.8 4.36 15.1 42.8 181
4/1 血液内科。風邪も3日前にようやく癒えて、主治医に対してなんの負い目もない受診となった。ずっと服用してきた免疫抑制剤ネオーラルが、ついにゼロ。記念すべき転換日となる。これに関連してラシックスとバクタが半量、ノイキノン錠がナシになる。プレドニンは5月の連休明けからの減量を打診される。新年度早々良いスタートが切れた。酸素飽和濃度98。IgGは近年稀に見る593という高さ。免疫抑制剤とステロイドが無くなった時に異変が起こる人が多いことから、その心構えがそろそろ必要な時期に入った。 10.0 4.52 15.5 45.2 223
4/15 血液内科。胸部レントゲン撮影。ネオーラルゼロによる体調の変化は特にナシ。IgGは更に上がって632。主治医は「自己免疫力がそろそろついてきたと考えて良いだろう」。 9.2 4.63 15.9 46.1 187
4/27 血液内科。酸素飽和濃度98。免疫抑制剤ゼロからまもなく一ヶ月。体調の変化がなく極めて順調。血液の検査項目も38あったものが19へ半減。皮膚や目の乾燥はまだあるとはいえ、以前と比べるとかなり良くなったとの診断。ゴールデンウィーク明けからはいよいよステロイドの減量を始める模様。 11.1H 4.77 16.4 46.2 195
5/13 血液内科。胸部レントゲン撮影。肺は特に変化ナシ。体調も同じ。当初の予定通り、ステロイド1日4mgへ減量。IgGは582。依然として適正値(870〜1700 mg/dL)には届かないが、これまでは高くても500、一ヶ月後は400以下になるパターンだったことを考えると、かなり免疫力が付いてきた証拠である。利尿剤ラシックスの内服を自己判断で出来るようになった。 8.9 4.66 15.9 45.5 177
5/27 血液内科と眼科。マルク(26)
血液内科:酸素飽和濃度97。「若干、目が乾くような気がする」と話したら、ステロイド減量が見送りになってしまった。他には大きな変化ナシ。6月から入院以前の勤務体制(夜勤も有り)につくことが決定し、主治医に告げると「検査結果も悪くないので問題ないだろう」と賛意。
眼科:状態は良好だが、細菌感染が見られるので抗菌点眼薬を処方。右目のプラグ、まだ有り。
8.6 4.62 15.7 44.7 178
6/10 血液内科。主治医の急な不在により、採血と薬の処方のみ、診察はナシ。 9.4 4.68 15.8 45.9 190
6/19 眼科。老眼が進み、使用中の眼鏡があわなくなったので、新しく作るための検査で受診。自分で思ったほど進んでいなかった事がわかり複雑な気持ちになる。でも、今の眼鏡に満足していないので作ることを決意。          
6/24 血液内科。酸素飽和濃度97。前月に行なったマルクの結果は異状ナシ。ステロイドの減量に期待がかかったが、次回のCT撮影の結果で判断することに。 8.9 4.67 15.8 45.9 178
7/8 血液内科。胸部CT撮影。数日前の患者会で多少深酒をして肝臓全般の数値に高いモノを出した以外は採血結果に異状ナシ。免疫抑制剤を切った事による肺への影響をCT検査したが、意外にも改善の傾向が見られたため、2ヶ月ぶりにステロイド1日2.5mgへ減量。 9.1 4.84 16.2 47.3 176
7/22 血液内科。ステロイド減量による体調の変化ナシ。状態が悪くないとの判断で、次回から月1回の診察が決定 8.6 4.64 15.6 45.8 185
8/19 血液内科と眼科。酸素飽和濃度97。体調の変化ナシ。待望のステロイド・ゼロが検討されたが、何かがあっては月末の大事な仕事に差し支えることから大事を取って次回へ持ち越しに。ただ、ゼロにはならなかったが、1日置きに2.5mgを服用することとなり、実質減量。眼科所見でも角膜のキズは見当たらず、状態は良好。右目のプラグ、まだ有り。 8.7 4.65 15.8 46.3 155
9/16 血液内科。酸素飽和濃度98。体調良好により待望のステロイド・ゼロが決定。移植1000日目前でのゼロ到達が嬉しい。また、バクタ錠も服用中止になる。ステロイドにより丸くなった顔が細くなるのはいつか。 7.9 4.81 16.2 47.5 164
10/7 眼科。ヒアレインが無くなったのと少しドライアイが強くなっている感じがしたため受診。心配とは裏腹に角膜のキズは見当たらず、状態も悪くないとの所見が出てホッとする。だが、ステロイド・ゼロによる変化を実感する。          
10/14 血液内科。全般的に良好だが、肝臓の値(GOT,GPT)が少し高く、内服薬グリチロン錠が処方される。新型インフルの予防注射接種についてゴーサインが出たので、今後、予約する予定。 8.0 4.79 15.8 46.4 168
11/9 血液内科。マルク(27)。特に変化ナシ。肝臓の数値は適正値内に収まりつつある。白血球が高く、風邪の疑い。多少の鼻水とくしゃみ有り。十分、用心するようにと助言。新型のワクチンを予約したが、12月中旬の接種になるとのことで拍子抜け。もっと早く受けたいがこればかりはどうしようもない。接種から効果が出るのは来年1月か?その間を無事に乗り切られるか不安有り。 10.8H 4.84 15.8 47.4 188
11/11 眼科。角膜のキズは無く良好だが、暖房の季節到来で目の渇きはそれなりに実感。ヒアレインをこまめに点眼することで乗り切る予定。          
12/15 血液内科と眼科。酸素飽和濃度98。マルクの結果は異状ナシ、風邪を引くこともなく体調良し。今回も白血球が高かったが、さほど問題視されず。ダイエットもしていないのに体重が2キロ落ちたのはステロイドが抜けてきたのが一つの要因らしい。GOT,GPTが依然として少し高いが経過を見るのみとし、新たな治療には入らず。09年を振り返ると、入院がゼロ、ステロイドもゼロを達成し、入院前(06年)のライフスタイルに完ぺきに戻り、良いことずくめの一年だった。慢性GVHD(ドライアイ)があって充血した目に良くなるが、ほぼ健康体を意識している。改めて今も命があることに感謝である。生きてるって素晴らしい。 12.9H 4.88 16.2 47.9 191

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