2004年の真鯛釣果(8月7日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
8/7
今別沖
曇り/晴れ 小潮 7:01 13:03 3:30頃 9:00頃 7 2
 昨年に続き、しらね御夫妻が里帰り旅行のオプションとして、青森へ立ち寄り、この企画に乗ったまさひろ御夫妻とDENちゃんも同じく来青。真鯛情報があまり無い状況下、午前3時半、今別町の袰月漁港を出港した。
 珍しく、好天になりそうとの天気予報にメンバーの一人は「(2002年9月に逝去した)荒磯さんの墓参りをみんなでしてきたので、荒天大魔神まさひゃろ大王の魔力が、その力を失ったのだろう」と分析。まさにその通りで、日の出とともに次第に日差しが強くなり、暑い釣行となった。

 船長の提案で最初は未体験の真イカ釣りでスタート。気持ちは既に真鯛モードだったが「まっ、い〜か」とダジャレを心の中で言いつつ、100号のオモリと5つのイカ針を落した。お、お、お、重い。そして、刺さりの良い針が怖い。船尾では誰かが悲鳴を上げていた。
 小一時間ほどシャクったが全く姿を現さず、午前4時半「ヤメ〜〜」の合図。リールを巻いて、1本、2本とイカ針を回収し、最後の5本目が海面に現れた時、何やら黒い物体が…。あらら、こんなドラマチックな釣果は初めてだ。20センチもあるかないかの小ささだったが、最後の最後でマイカ初ゲット。この先の釣りを暗示していたのか?幸先の良いスタートを切った。

 さぁ〜、いよいよ本命の真鯛チャレンジ。潮の流れがちょうどよく、仲間が「こりゃ、条件がイイ。きっと釣れるぞ」と話し、精神集中していたその時、ドラマが始まった。コンコンコンの前アタリの後、強引に船の底を通って反対側へ走った。この時のために購入した新しいリールのドラグがジィィ〜〜〜と高鳴りし、ギヤが壊れるのでは?と心配になるくらい力強い(後でリュウちゃんには『あすぱむさん、ドラグ緩め過ぎだよ、緩め過ぎ』とイエローカード:笑)。場所を船先端に移動し、ゆっくり慎重に対処した。ようやく現れたのは60センチの真鯛。随分、黒い。我々と同様、日焼けでもしたのだろうか?久しぶりに手にする大マダイに、思わず頬が緩み、ちょっとばかり自信の付く一枚となった。時は午前5時15分だった。

 これを契機に船中賑やかになるかと期待されたが、この後が続かない。この釣果が引き金となって、皆さん集中し沈黙したのだが・・。
 午前6時40分、舳(とも:船尾)で悲鳴がぁぁぁ〜。ゆかやんの悲鳴だ!サメでも出たか?竿でも海中に落したか?・・・おおっ!竿が曲がっている。あ〜、お祭りしたか?うほっ!あの曲がり方はマダイだぁ〜。・・・と同時に田中船長の竿も。

 ダブルヒットとはまた忙しい。二人は対照的な取り込みまでのプロセスを展開。ゆかやんの竿が海に突き刺さる。そのたびに「キヤァァ〜」。感情表現が実にストレートである。ところが次の瞬間、余裕のコメントを発した。「去年のよりは小さいかも知れない」
 す・す・凄い!一枚のマダイがこれほど彼女を成長させていたとは。昨年は船上で感激の涙を見せた彼女だが、今回は相当なゆとりがある。更に「もしかしたら、コレ、マダイじゃないかも知れない」には、一同、冗談じゃないぜぇ〜。もし、メバルがこんな引きをするのなら、ワタシャ、この瞬間から真鯛釣りを辞めてメバル釣り師に変身してもイイ。

 やっと姿が見え、驚きの声が・・。でかい!即座に計測の結果、70ジャスト!リッパ、立派!!!
 満面笑顔の彼女を記念撮影。なにせ、昨年は船の揺れがひどくて、奇麗な写真を撮れなかった“借り”がある。これで許して貰おうと思う。数ショットの撮影に付きあって貰ったので、おそらく、翌日は、腕の筋肉痛になったかもしれない(笑)。

 さて、再び、沈黙の時が訪れた。相変わらず、外道がよく釣れる中、本日最後の釣果となるマダイが、ある竿の獲物となった。
 午前7時20分、今日2回目となるマダイが、あろうことか、私の仕掛けに反応した。この鯛は先程よりも引きが強く、サイズアップはおそらく間違いない。支えとなっている右ヒジから竿尻が外れて、時折、竿のコントロールを失う。腕の力も無くなってきた。今後はジムに通って鍛えたほうがイイのだろうか?などと馬鹿な事を考える。まさひゃろ大王・・いや、まさひろさんにタモ掛けしてもらい、無事にまな板の上のマダイとなった。いやぁ〜、笑いが止まらない・・・・が、しかし、他のメンバーの手前、はしゃぎ過ぎは禁物。ココは海の上だ。みんなを怒らせては、どんな事をされるかわからない。サメの餌にはなりたくない。
 グッとこらえて、以後は、おとなしくするよう心掛けた(笑)。

 午前9時、納竿。明暗が分かれる結果となり、少し、複雑な帰港となった。初めての竿頭に疲れも吹き飛び、真鯛釣りパート2に備えた。ただし、パート2は明るい題材がないため、フォトギャラリーのコメントのみで許して貰いたい。しらねさんがヒラメをバラしてなければ、トップ記事だったかもしれない、残念。

フォトギャラリー
↑マイカ(スルメイカ)。サイズが小さかったが、釣り番組で見る、海水ジェット噴射抵抗を初めて見て、大人げないが感激。また、イカ針の鋭さに恐怖心も。 ↑本日1枚目、60センチのマダイ。かなり日焼けしていて、黒かった(笑)。「ブラーでは釣果が悪いのでテンテンのほうがイイ。ブラーを使うならケミブライト(白)でなきゃ、ダメだ」との情報だったが、これは夜光グリーンに反応した。
↑船の真ん中で釣っていた田中船長にヒット!慣れた取り込みで全く問題無く、ゲット。
 
↑ゆかやんにヒット。昨年の52センチを大幅に更新する70ジャスト。ヒットカラーは金。驚くことに、竿のお値段1980円だとか。信じられない〜〜。なんのために、大枚はたいて道具にお金を掛けてんのかわからなくなってしまふ(笑)。さすが経済観念のある主婦って事か?
 
↑船中4枚目は、またまた私にヒット。66センチは手応え十分だった。大きな自信が付く釣果と言える。この魚は赤いブラーに反応。
↑目下、スランプ中だという美樹名人。元気が無かったなぁ〜。しばらく竿休めするとか。やや重症の模様。 ↑遠征組を差し置いて、地元のワタクシが満足する釣果を上げてしまい、申し訳ないッス。 ↑午前9時、納竿。ガックリと肩を落す気持ち、よくわかります。
↑帰港の途中、鳥山を発見し、急きょ、船を付近に走らせた。狙いはイナダかワラサ(ブリの幼魚)、あるいはシイラ。前もって、準備万端のGTゲッターこと、DENちゃんは鳥山めがけてキャストしたが、自然界の危険を回避する学習能力がまだ低いカモメの幼鳥が引っ掛かってしまう。
↑同じく、しらねさんもキャストして、カモメをゲット。この後、よく観察したところ、鳥山の正体はワカシ(ブリの最も若い状態:約20センチ)だと判明。失意の中、現場を後にして再び、袰月漁港へ戻った。 ↑港に戻ると、無風の暑さが待っていた。これにはたまらず、車のエアコンへ逃げ込んだ。
↑真鯛パート2は、青森市内の青森マリーナから出港し、約2時間ほど浅虫沖で魚と遊ぶ。DENちゃんはメバルの数釣り、しらねさんはヒラメの寸前バラシ、永野さんは沈思黙考釣り(実は体調不良による具合最悪状態だった)、私はカレイの寸前バラシ。 ↑後日、ブラーをチェックしていたら、サルカンが曲がっていた。通常は上の赤いブラーのように真っ直ぐになってます。また変形が加わった事で塗装も剥がれてました。

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