2018年の真鯛釣果
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

10/11

蓬田沖

雨時々曇り 中潮 4:18 10:27 6:00 12:30 4 4

 チームMISAWA、4人に混じる形で乗船予約。ボスはヒデキ。キャプテンは山本山こと山チャン。それに初顔合わせのヒロとGOが乗った。また、残った1座は春先に平舘で一緒に釣ったことのあるS木さんが予約していた。同窓会の雰囲気で、その彼と一緒に船首へ陣取った。

 天気が悪いのは覚悟の上だが、海快晴によると南西風が7〜8mというのが気になりつつも、ひとまず出船。相変わらず、青森湾東側の釣果がパッとしないため、蓬田を目指した。ただ、風の強さによっては帰りが辛くなりそうなためブルーウッズ船長は不安を抱えながらの移動だった。

 1時間走って、午前6時、水深52mのポイントに到着。あっという間に右舷船尾が騒いだ。自分の釣り座は左舷船首なので良く見えず、誰がどんなのを釣ったのか、わからず、ヒデキに尋ねると、山ちゃんがいきなりデカいのを釣ったと言う。
 ウワァ〜オォ〜!また、やってくれたか。3年前、ハチマルを見せられ、ネットイン直前に逃亡し、鯛多ニック船長がすくい上げた、あの強烈な事件が忘れられない(2015年11月17日)
 当初は「山本山」などと茶化したニックネームを付けていたが、釣行のたびに勲章が付いていくため、それにあやかりたい思いが強くなって「山ちゃん」と親しみを込めた呼び方に変わった人物である。
 淡々と釣り上げていたそうで、最終的な数は………ん〜、不明だ、ゴメン。ただ、30枚も釣っていないのは確かである。

 続いて山ちゃんの隣に陣取ったヒロは初顔合わせで、どんな人物なのか、わからない。おとなしい性格のようだ。いや、釣り中は言葉も発せず、竿先に集中するから、おとなしいと決めつけるのは間違いかもしれない。鯛も良く釣っていたが、それよりもワタリガニを釣り上げたのが印象的なため、今後はワタリガニ・ヒロと呼ぶことに決定。

 二人目の初顔はツヨシこと「GO(ゴー)」。三代目J Soul Brothers のエリー(三沢市出身)と親友だとか。鯛釣りと関係ないだろ、それがど〜したと言われればそれまでだが、自分の姪が三代目のファンなので、彼女宛てのピンポイントなメッセージである。残念ながら彼は今日は運がなかった。ヒデキ先生がピッタリくっついて教えていたが、指導方法が悪かったか、アワセのタイミングがフッキングに至らず苦戦した。終了10分前、ゴツゴツ!っときた大きなアタリにやっと釣ったか!と思ったら、外れた。ビギナーズラック券は次回持ち越しになった。次回はエリー情報を仕入れて、ココで公開しようかと考えている。我がホームページのカウンターが一気に増えたりして〜〜。どぉ〜〜しよぉ〜。
 なお、今回はGOの釣果が無かったので写真を撮る機会がなく、彼を紹介できないことをお詫びする。

 チームMISAWAのボス、ヒデキは前半、音無(美紀子)だった。我々がいとも簡単に釣るもんだから、「オレ達に釣らせないよう、船長が船の下に網を張ったなぁ〜」と言いがかりとも言えるクレームを付けだした。

 「ヒデキさんよぉ〜、そんなこと言わず、我慢してればきっと来るから」
 「フン、イイんだもん。どれぇ〜、エサでも付け替えるか」とハンドルを巻いた、その時、ギュイ〜ン!とヒット!「ほらぁ〜、きたべさぁ〜」「オォ〜、すげぇ〜、引く〜〜。回収中にヒットだもんな」
 船長がタモ網持って待ち構えていると、一同、あれ????
 「でっけぇ〜〜、ブルーウッズ今季最大のサワラだじゃぁ〜〜。これ、旨いッスよ」
 「サワラかぁ〜。ま、いっか」

 どうりでおかしいと思ったんだよなぁ。第一、頭振らないし、回収で来たってのが変。

 しかし、これと似た現象が9時半にまた起きる
 さっきとは違ってヒデキ「……………」、サイレント。
 船長がヒデキに聞こえないように「サメかも。多分、サメだよ、サメ」「ヨッ!外道王」
 ヒデキ、なおも沈黙。彼の心のうちを想像すると「おっかしいなぁ、コイツも頭振らないんだよな。でも鯛だと思うんだよな。この重さは鯛だろ〜。でもなぁ、今、大喜びしてサメでも上がってきたら、また笑いモンだしなぁ〜」となる、ワハハ。

 ドラグがやたらとこだまし「一同、なんだべぇ〜?」と見守る中、やっとのことでヌゥゥ〜〜っと上がってきた魚に船長「オオオオ〜〜!でっけぇ〜〜」「ん?アッ!アレっ?鯛じゃん、デガッ!ナニコレ?モンスターじゃん。ハチマル越えたか?」

 頭を振らない原因がネットに収まった鯛を見て解決した。親針が鼻の穴に刺さっていた。コレには思わず大笑い。計測の結果、77センチ。体高のある立派なデカ真鯛だった。本人曰く「77cmは自己ベストのタイ記録で嬉しいけど、ハチマルじゃなかったかぁ」と悔しがる。この模様は動画をご覧下さい。

 「ヒデキさんよ、ハチマルの壁を越えられない男なのね」とイジった。答えは「クソォ〜〜」
 イヒヒ。いつになったらハチマル倶楽部に入会するのやら、ワァ〜〜ッハッハッハッハ。
 待ってるよ〜、ヒデキ!

(下に続く)


フォトギャラリー
小雨模様の蓬田沖
予報は釣り始めから終わりまで傘マークだった。しかも海快晴は風7〜8mの予報
山ちゃんのデカ真鯛 ヒロの真鯛
開始早々、山チャンが70cm位の真鯛を見せつけた 初顔合わせのヒロも釣果を伸ばした
右舷船尾の釣果 ワタリガニ
あっという間に上の二人で4枚 ヒロは30cmワタリガニもゲット!!
外道王ヒデキ ヒデキの77cm真鯛
一方、ヒデキはサワラとお遊び しかし後半、逆転満塁弾の77cmを釣って得意顔
My真鯛 イワシのダブルヒット
自分は朝7時に一枚釣って安堵 テンヤの親針と孫針にイワシがWヒット
ヒット中 Sさんのデカ真鯛
本日の4枚目と格闘中。う〜ん!決まってるぅ〜 背中合わせのS木さんも70オーバー真鯛
釣果
デカは釣れなかったが調理には最適なサイズを4枚

ドラグは激しく鳴るが怪しい引きの魚と格闘するヒデキ(あすぱむ撮影)

(上から続く)

 さて、話を船首で自分と背中合わせに釣り座を構えたS木さんにスポットを当ててみる。
 乗船時、まだ暗い中「おはようございまぁ〜す」の挨拶をして左舷と右舷のどっちにするかを相談すると、あれれ?この顔、春先に平舘で一緒に船首に乗った人だと判明。なぁ〜んだ、じゃぁ〜、何も難しいことはない。春先と同じS木さんが右舷、自分は左舷ってことに決まった。五日前の日曜日にも小学生の息子さんと乗り、その時はバラシもあったりなど釣果が悪かったらしく、今日は是が非でも釣りたいとのこと。その執念が実ったか、70オーバーをしっかり釣り上げて、甲高い笑い声が鳴り響いた。
 10月は一番の稼ぎ時ゆえ、次週(10/14〜20)は7日間で4度の予約をしているらしい(日曜は息子さんも同乗)。やるねぇ〜、S木さん。勝守

 最後は自分にスポットを。
 朝、マリーナを出る時、船長から「こんなのがあるんで試してみればと、仙台から来たお客さんが置いていった」とマルキューの塩エビ粉を紹介された。
「ん?これどうやって使うの?」「タッパに入ったエビに粉をまぶすんだと。ホントは前夜から下ごしらえしておけばもっとイイ。集魚効果はもちろん、頭が取れにくく、エサ持ちも良いんで次の釣りでも使える、みたい」「マジか?でもな、オラ、今日はアミノリキッドに浸けてきたんだよなぁ」「W効果でいっぱい釣れるんじゃね?とりあえず使ってみれば?」ってんで、サッサッサと振りかけてみた。
  粉はピンク色で、匂いは「かっぱえびせん」に似ている。

 全員、コレをまぶして、蓬田ポイントに到着し、早速、エビを落としてみた。うむ、コツコツと来る。まさに「塩エビ粉」効果なのか?
 そしてまもなく、山ちゃんがヒットさせたのだから、やはり何かしらの効き目はありそうだ。
 ブルーウッズ船長がそふえ釣具店へ置いてもらえるようリクエストし、オーケーの返事が出たそうなので、もう少しすれば店頭に並ぶ予定である。ちなみに他の店ではすでに置いてあるところもあるらしい。

 実釣開始後、約1時間で釣果が出た。中の中サイズだったが、精神にとても健康的な釣れ方に笑みが出た。あまり芳しくない情報を聞かされていたので、前日はヒデキと「1枚出るかどうかの厳しい釣りになりそうだね」と話題にしていただけに、終わってみれば、自分は4枚、他のみんなも複数枚釣り上げたことから上出来だった。もちろん、船長のポイント選択能力も重要な要素である。

 この日は、上段でもお伝えの通り、始めから終わりまで傘マークが連続で並ぶ天気予報で、しかも海快晴サイトは南西風7〜8mと予想しており、雨風対策をバッチリ取って望んでみた。結果的に雨は降ったが取るに足らない小雨で、風は2m強と予報が外れた。イイほうに外れたので天気サイトを責めないでおこう。

 この釣行日の翌日10月12日で60歳を迎えた。今年は2018年、自分は1958年生まれだから間違いなく60歳だ。もしかして50歳じゃないかと電卓を叩いてみるが、60と表示する。ううう、いつの間に60年も経ってしまってたのか。自分が20代の頃、60歳は年寄りに見えていた。その歳に自分がなったという実感がわかないが、若者に年寄りに見られているのかと思うと非常に悔しくなってくる。

 ボヤくのはこれぐらいにして、自ら還暦を祝う釣果を出したことを我ながら褒めてあげたい。
 えぇ〜どぉ〜〜、あすぱむ、良くやった。釣りを続ける限り、若さを保てるような気がする。まだまだこれからもデカ真鯛求めて海に出るつもりである。今後もお付き合い下さい。


★ return ★