あすぱむ徒然草

  三十三間堂リポート
 清水寺から自転車で走ること約20分、三十三間堂に到着。
 大通りの交通量の多さに身の危険を感じたので、護国神社を途中経路とする裏道をチョコマカ走ってきた。いよいよ今回のアラフィフ修学旅行最後の拝観ポイント。少し寂しさを感じつつ、本堂に入った。

 静まり返っている。ココも撮影禁止のため、紹介できる写真はナシ。
 堂内は千手観音坐像を中心にして左右に500体ずつ、合計1001体の観音立像がズラリと並ぶ。さらに自分と観音像の間に割って入るように、雷神、風神、そして背丈160cm前後の観音二十八部衆像(帝釈天、毘沙門天、東方天・・・など)が、きわめて至近距離に、これまたズラリと横一線に立つ(※かつて、二十八部衆像は千手観音坐像の左右に固まって配置されていたらしい)。実に壮観。

 自分にとっては千手観音像よりも二十八部衆像のほうが興味深かった。
 金剛力士像などは血管が浮き出ていてたくましかったし、婆藪仙人(ばすせんにん)像は、年老いて弱々しくて、もはや何も出来そうになさそうだが、秘めたる力を持つ雰囲気が漂っているし、28体すべてが個性豊かで素晴らしいの一語に尽きる。
 一体ずつに詳しい説明が付いているのは、とても親切でイイ。ただ、その時点では「なるほど〜」と声を上げていたが、今となっては、悲しいことに数えるだけしか思い出せない。手元に写真がないと、やっぱ辛いモノがある。絵はがきでも、資料でも、何か買っておけば良かったと後悔している。

 三十三間堂は「通し矢」で有名。
 高校時代、昼休みに校舎の中庭で弓道部が試射をしているのを、3階から良く眺めたものだが、弓を引いて的を狙う、あの瞬間が好きだった。毎年1月、全国から集まった新成人が振袖袴姿になってココで行射するシーンを想像すると、さぞ、華やかで厳粛な気持ちになるんだろうなと思った。

 お守りとして「破魔矢」を購入。帰りはリュックサックに刺して自転車を走らせたが、長いために羽根の部分がニョキッと突き出ていることから、すれ違う人には、矢が頭に刺さってるように見えたのではないだろうか?と気になって仕方ない。

↑拝観券   ↓拝観出入口

本 堂
本堂北側

毎年1月に行われる通し矢は、ココ、本堂西側が舞台になる(通し矢の写真はパンフから)
案内板 この辺りが射場 案内標識も

鐘 楼 東大門
本堂 東側
夜泣き地蔵
このお地蔵さまの前掛けを持ちかえり、子供の枕に敷けば夜泣きが治るとか。
 三十三間堂では「夜泣き封じ前掛け祈願」をお願いできるらしい。
今となっては笑えるが、かつて我が家も息子の夜泣きに苦しみました
北 門 寺と松は絵になる
(他に気の利いた写真説明が思い浮かばなかった)
北門付近の池泉 鐘楼付近の池泉

 閉門時刻の午後5時ギリギリまで堂内にいて、出口の門をくぐった。これで最後だと思うと名残惜しかった。
 すべてのスケジュールが終わり、力が抜けた。梶井町パーキングまでは鴨川沿いに整備されたサイクリングコースを北上すれば良いだけだ。鴨川の風景を見ながら、ゆっくり30分かけて走った。

 京都を、わずか三日間で回ろうとしたのは無謀だったなと思いながらも、今回、見られなかったところ、あるいは、立ち寄ったにも関わらず、見落とした大事なポイントを、次回のスケジュールに取り入れたいものだと考えながら、キーコキーコ、自転車のペダルをこいだ。対岸にある割烹の提灯に明かりが灯り、足元には鴨が戯れ、風情あるこの京都にもう一泊したくなった。
 とはいえ、明日の今ごろには仕事をしてなくちゃいけない。仕事あっての遊び・・・ココは心を鬼にして、迷いを振り切った(爆笑)。

 梶井町パーキングで車を受け取る頃には、もうすっかり暗くなり、午後5時半、過酷な復路がスタートした。

 グッバイ、京都!アイルビーバック・京都!シーユーアゲイン!・・・(なんで英語なんだろ?)

駐車場の車がかなり減って、今日一日の終わりを告げていた 割烹の提灯に明かりが灯ると風情たっぷり
鴨川。右側のサイクリングコースは自転車のみならず、ジョギングやウォーキングの人々が行き交う
柵が無いので、ハンドル操作を誤れば、すぐ水に入れる

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