あすぱむ徒然草

  清水寺リポート
 清水寺は1998年にも一度、訪れている。大阪に出かけた際、少し、時間があったので、京都に向かい、清水寺だけを観光した。そんなこともあり、今回はパスして、まだ見たことの無い東西の本願寺、東寺をルートに入れたのだったが、京都二日目にそれらをクリアしたために、急きょ、清水寺が復活した。

 何よりも京都でトップクラスの超人気スポットでもあるし、平安神宮から次の目的地・三十三間堂までの途中に位置しているので、やっぱ素通りするのはもったいない。

 神宮通りを南に走ると、先ほどまでの賑やかさがパタリと無くなる小路に入った。自転車にはとても走りやすいが、あまりにも静かなのでちょっと不安にもなる。と、そんな時、突然、左手に巨大な門が出現した。日本三大門のひとつ、知恩院・三門だった。全く予期していなかったので、思わず足が止まり、しばらく眺めた。

 知恩院三門をあとにして、東大路通に出ると、一変して、交通量が激しくなった。道路の左端を走るが、大型車に追い抜かれると身の危険を感じるほどの怖さがある。歩道も人が多いため通るわけにも行かず、走り辛い。ルート確認を怠った結果、目標にしていた清水坂をすっかり通り過ぎて、五条坂交差点まで来ていた。自転車を押して五条坂を上がるが、清水寺に向う大型バスや観光客でごった返し、大混雑。清水坂駐車場までの道のりが長く感じた。

 これだけの賑わいを見ただけで、いかに清水寺の人気が高いかということが良くわかる。

清水寺までの途中、知恩院三門と遭遇 清水寺の拝観券

仁王門
仁王門、西門、三重塔
仁王門左手にある基準点漂石 西門と三重塔
西門から仁王門と京都市内を臨む
鐘楼 随求堂(ずいぐどう)
経 堂
三重塔 田村堂

本 堂
轟門(この先が拝観受付)
廻廊 弁慶が清水へ参拝する時に使用したと伝えられる鉄製の杖と下駄 出世大黒天
本堂と三重塔
常香炉 本堂正面 御守り売り場

奥の院
毎年12月12日に「今年の漢字」が発表される場所が、奥の院の舞台。
巨大な和紙に漢字一字が揮毫され、その後、本尊の千手観世音菩薩に奉納される

奥の院と修学旅行生 高さ18m、清水の舞台。実際に飛び降りた人が1694年から1864年の間に234件に上り(生存率85.4%。かなりの高率である)明治5年(1872年)に政府が飛び降り禁止令を出し、柵を張るなど対策を施したことで下火になったという
清水の舞台から見た音羽の滝 地主神社(じしゅじんじゃ)
阿弥陀堂 阿弥陀如来坐像(阿弥陀堂内)

釈迦堂 釈迦堂を後ろから
百体地蔵堂 法華塔の水は柄杓に酌んだあと、右手にある場所へ運び、拝礼するのが基本だと観光タクシーの運転手さんが話していた(別に聞き耳を立てたわけじゃないが聞こえてきた)。

滝の堂
下から見上げる、このアングルもなかなか良い 滝の家。こういう場所柄、そばなどの値段は高いだろうなと思っていたら、意外に安くてビックリ(きつねそば600円)

音羽の滝
「音羽霊水」として1本500円で販売もしている
 ご利益は欲しいけど、あまりの行列に腰が引けて、並ぶ気持ちが無くなった  この清水を飲んだり滝に打たれると、手前の筧(かけい)から順番に出世(縁結び)、美容(学業)、健康のご利益があるらしい


このアングルも好きだなぁ〜。なんといっても被写体が最高です。よって、誰が撮っても絵になる
 何を念じているのかな?と思ったら、お食事中でした。「建物の損傷、火気の使用、暴力・商行為 右禁ず」の立て看板を前にして立たなくてもイイのにねぇ〜  随分、賑わっているのでどこの店も繁盛してるのかと思っていたら、ある老舗が売りに出され、中国の方が購入することになったとか。日本の文化は日本人が守りたいものである

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