前夜、外泊から戻り、再び、点滴を繋いで貰おうとした時にCVカテーテルの糸がすべて(3ヶ所)外れていることに気づき、再び、ロックした。不安定な状態で繋ぎ、カテーテルの先端が動いて肺などへ入り込むと危険なのだという。 一夜明けて、この日の朝、手早く縫合処置を行なった。 仲間同士の井戸端会議で、話題になったのが急激に進行する足腰の筋肉の衰えだった。 |
今日から10日間の治療がスタートした。 キロサイド330mg/24時間を5日間、ラステット170mg/24時間を5日間、これらが終わったのち、オンコビン1.3mg/30分を1日、フィルデシン3.3mg/30分を1日。実は前回の3回目と全く同じ薬で同じスケジュール。
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下旬に移植が決まっていた神林さんが、朝9時、主治医の荻窪先生に呼ばれた。先生の表情がちょっと硬いのが気になる。何かあったのだろうか? 30分ほどして、神林さんが冴えない表情で病室に戻って来た。何となく察するものがあったが、まもなく、本人の口から明らかになった。 「最終同意したドナーからキャンセルの報が入りました」 移植日が決まると、それに合わせてスケジュールが次々と決められていくのだが、つい三日前、CVカテーテルに変えて、ヒックマンという若干太いカテーテルにバージョンアップしたばかりだった。CVのように処置室で行なうのと違い、手術室で行なうことからもわかる通り、ヒックマン術は大掛かりでとても重要なものである。 ※隣りの部屋の本村さん、本日、退院。めでたしめでたし。 |
キロサイドとラステットが終了につき輸注ポンプが外れる。よって、午後、シャワー浴する。この日から抗生剤ケイテンと抗菌剤ファンガード開始。腕と太ももに少しだけ湿疹が出るが、それほど強いかゆみが出ない。 前日、届いたTVキャプチャー(パソコンに接続してTV番組を見られるようにする機器)でTVを見まくる。それまでは病院の設備を使用のため、お金がかかり、見たい番組を厳選して見ていたが、今後は一切料金が不要なので余裕である。でも、ちょっと不満なのが、音。キャプチャーを動かすとパソコンのファンがフル回転するようになり、結構、ブンブン、音が出る。ナースさんにも「音、するね」と言われてしまった。 大林ナースがMACユーザーだった。小暮先生もMACユーザー。なお、発火問題でリコール&交換となった我がPBG4のバッテリー(ソニー製)が到着。病院を火事にしては大変と、バッテリーを外していたが、本体の重心が後ろに移るため、コッテ〜ンとひっくり返りそうになっていた。それが解消し、サッパリ。 |
頭を丸めてから二ヶ月が経ち、今ではすっかりどこかの組長みたいになってきた。髪以外にヒゲもまつ毛も生えなくなった。入院前までの朝は、ひげ剃りや朝シャンで忙しかったものだが、今はゴシゴシと頭をタオルで拭けば、ハイ!終わり。あまり楽なので、退院後もこのスタイルを貫こうかと、少しだけ思う。自分でも髪のあった顔がどうだったのか忘れかけている。 ※入院時に同室だった長山さんが退院。代わって、一旦、退院して通院治療していた堂本さんが再入院。
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腰痛がひどい。寝返りするのが大変だ。一週間ほどで消えるのはわかっている。辛抱しなくてはならない。 先月一杯でめでたい退院をした山田さんが戻ってきた。 |
今回で通算55回目になるが、自分と血小板は極めて良好な関係にあるようで、あまりひどい発疹に見舞われた事がなく助かっていた。人によっては、ものすごい数の発疹と激しいかゆみに襲われて、途中で中止しなければならないケースもあるという。ちなみに、このPCバッグ、非常に高価で、一つ、7〜8万円もするのだとか。成分献血で取り出した10人分の血小板が入っており、いろいろと手間がかかっているだけに、そのような金額になるのだろう。 今回の輸血疹は両足、両腕にボコボコと出て、それなりにかゆみもある。かゆみ止めのサクシゾンを注射してもらったら、見事に緩和した。ありがたや、ありがたや。 |
このままでは風邪を引きかねないと、我々は自己防衛策として、ジャンパーを着込んだり靴下を履くなどして努力した。それにようやく終止符が打たれる時が来た。 この日、昼過ぎにスチーム暖房がコンコンコンと音を出して、モヤァ〜ンと暖かい空気が室内に広がった。 と喜んだのもつかの間、夕方にはオフに(悲)。試験運転だったのか?結局、正式な暖房になったのは、この日から約1週間後の11月1日だった。ただし、11月以降もお天気によっては止まったり、夜中は皆、布団に潜り込むのでオフになる。 |
通算11回目のマルク。恒常的に血小板が少なくなってきているため、なかなか出血が止まらず、いつもなら処置後に30分間、横になるだけでいいのが、更に30分追加になった。 鈴元さん、夜から明け方にかけて移植スタート。 |
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